KIPP精神分析的心理療法家養成プログラム

※本内容は2021年度の9期生募集時の内容です。(2021年5月末締切)

はじめに

このプログラムは、対人関係論に基づく精神分析的心理療法家を養成するための、4年コースの訓練プログラムです。訓練の内容は、120時間以上の個人心理療法、120時間以上のスーパーヴィジョン、120コマのコースワーク(講義・演習)を、KIPP訓練委員を中心とする講師陣から受けるという高度なものです。2003年度に開設して以来、隔年で訓練生を募集してきました。欧米の精神分析研究所のスタイルを引き継ぎつつ、日本の実情に合わせた教育環境を整えており、様々な領域でお仕事をされる臨床心理士、医師の方々に受けていただいています。

この度、新型コロナウィルスの流行に伴い、対面での授業が難しくなる中、これまでの教育内容を、すべてオンラインで受講できる形に夫いたしました。これまで、遠方のために応募を断念されてきた方も、奮ってご応募いただければ幸いです。

KIPP精神分析的心理療法家養成プログラムについて

【教育システム】
個人心理療法(個人分析)、スーパーヴィジョン、コースワークによって構成されます。

個人心理療法は、自分自身がクライエントとなり、原則として週1回以上の定期的な面接を受けることによって進められます。修了のための要件は、計120セッションを受けることですが、訓練期間の4年間を通して受けることが望まれます。実際に心理療法を受けることによって、自分自身のこころの動き、人との関わり方を感じ取る力を高めるとともに、セラピストとともに内的な課題に取り組む体験をもっていただきます。

スーパーヴィジョンは、訓練生が行っている心理療法の実践について、個別に指導を受けるものです。年間40回以上のスーパーヴィジョンを、4年間に3人のスーパーヴァイザーから受けることを修了要件とします。スーパーヴィジョンに出すケースは、基本的には分析的なセッティングでの個人心理療法のケースが対象となります。

なお、訓練生のうち希望する方は、有限会社ケーアイピーピーが運営するKIPP桃山心理オフィス(京都市伏見区)、KIPP天満橋心理オフィス(大阪市中央区)、KIPP渋谷心理オフィス(東京都渋谷区)で、ケースを担当することができます。

コースワーク(講義・演習)は年間30回開かれる少人数のセミナーで、対人関係論の考えを基軸に据えつつ、精神分析的な心理療法に関する幅広い知識を身につけていただきます。1回の時間は3時間で、講義・文献演習とケースセミナーによって構成されます。内容は下記の表にて参照してください。

KIPP精神分析的心理療法家養成プログラム2021年度カリキュラム

※講師の都合等により、担当月が変更となる場合があります。
表の拡大版はこちら

場所・時間

個人心理療法、スーパーヴィジョンは、原則として講師の指定する面接室で行われます。ただし、遠方のために通うことが難しい場合、オンライン対応が可能な講師に、Zoomやスカイプで受けることも可能です。各講師のオンライン対応の可否は、個人心理療法家、スーパーヴァイザーのリストでご確認ください。

コースワークは原則としてオンラインで行います。ただし、訓練生同士の交流を促進するために、年に数回、集中講義形式のコースワークを利用し、対面で集まる機会を作る予定です。対面でのコースワークは、原則として、KIPP桃山心理オフィス(京都市伏見区)、KIPP天満橋心理オフィス(大阪市中央区)、KIPP渋谷心理オフィス(東京都渋谷区)で開催されます。

時間は、原則的に土曜日の夕方(17:00~20:00)が中心になりますが、日・祝に集中講義形式で行われることもあります。

修了要件

訓練プログラムの修了については、以下の要件が必要となります。

①個人心理療法(120セッション以上)
②スーパーヴィジョン(40回のスーパーヴィジョンを3人以上から受けること)
③コースワーク(原則として全コース履修)
④スーパーヴィジョンを受けながら40回以上継続した精神分析的心理療法を経験していること。
⑤修了論文の提出

以上の要件を満たした訓練生に対して、訓練委員の合議に基づいて修了が認定されます。 ただし、当該訓練生を担当する個人心理療法家は、修了評価のための合議には加わらないものとします。

費用

プログラムへの参加には、以下の金額の支払いが求められます。

入学料 100,000円(初年度のみ)
受講料 250,000円/年

個人心理療法、スーパーヴィジョンの料金は、講師と訓練生との協議に基づいて決められます。原則として1回6,000円を上限とします。
ただし、訓練委員会が委嘱したKIPP精神分析協会員による個人心理療法とスーパーヴィジョンについては、この上限が適用されない場合があります。

開催時期

9期生の訓練は2021年9月に開始予定です。

募集人数

5~8名

応募資格

以下の資格のいずれかを有する者
・公認心理師
・臨床心理士
・医師

審査方法

入学審査は一次審査と二次審査に分けて行われます。

一次審査は、書類で行われます。
●所定の応募用紙に必要事項を記入
●現在までの履歴書(臨床経験、臨床に関する学習歴について詳しく)
●これまでに書かれた心理臨床関連の論文、エッセイなどがあればそのコピー1部
上記を2021年5月31日(月)までにお送り下さい。

応募用紙はこちら。

二次審査は、面接を行います。
二次審査を受けていただく方には、一次審査の結果が判明次第、通知いたします。

審査料

審査料:5,000円

〈振込先〉
郵便振替
加入者名:一般社団法人 京都精神分析心理療法研究所
口座記号番号:00900-6-328709

審査申込締切

2021年5月31日(月)
応募書類は下記住所までお送りください。

〒612-8083
京都市伏見区京町4丁目156番地1桃山ビル3階 有限会社ケーアイピーピー内
一般社団法人京都精神分析心理療法研究所事務局

講師リスト

≪所長≫
横井 公一
微風会浜寺病院 精神科医 臨床心理士
William Alanson White Instituteにて3年間研修

≪訓練委員≫
長川 歩美
A&C中之島心理オフィス主宰 臨床心理士
KIPP精神分析的心理療法家

川畑 直人
京都文教大学臨床心理学部教授 (有)ケーアイピーピー代表取締役 臨床心理士 公認心理師 W.A.W.I 精神分析家
William Alanson White Institute公認psychoanalyst

鈴木 健一
名古屋大学学生相談センター長・教授 臨床心理士 W.A.W.I 精神分析家
William Alanson White Institute公認psychoanalyst

辻 啓之
矯正心理専門職 臨床心理士
KIPP精神分析的心理療法家

辻河 昌登
帝塚山学院大学大学院人間科学研究科教授 臨床心理士 教育学博士 日本精神分析学会認定心理療法士
William Alanson White Institute公認psychoanalyst

宮田 智基
帝塚山学院大学大学院人間科学研究科教授 臨床心理士 公認心理師
KIPP精神分析的心理療法家

山本 雅美
武蔵境心理相談室 KIPP渋谷心理オフィス 臨床心理士 W.A.W.I 精神分析家
William Alanson White Institute公認psychoanalyst

講師陣の中核となるKIPP訓練委員の多くは、米国ニューヨークにある対人関係精神分析のメッカである、ウィリアム・アランソン・ホワイト研究所で訓練を受けてきた臨床心理士、公認心理師、精神科医です。
なお、コースワーク講師、スーパーヴァイザー、個人心理療法家としては訓練委員以外に訓練委員が認定・委嘱した心理療法家も担当します。

コースワーク講師を委嘱する方は、精神分析理論についての学識がある心理療法家です。
また、スーパーヴァイザー、個人心理療法家を委嘱する方は、精神分析の訓練コースを修了している、もしくは300セッション以上の精神分析を受け、かつ、十分な臨床経験がある心理療法家です。

個人心理療法家・スーパーヴァイザーリスト

◉印…オンライン対応不可

<KIPP訓練委員>
■ 川畑 直人
■ 鈴木 健一
■ 辻河 昌登
■ 山本 雅美
■ 横井 公一◉

<KIPP精神分析協会協力会員>
■ 吾妻 壮◉
■ 鵜飼 奈津子
■ 岡野 憲一郎
■ 河﨑 佳子
■ 富樫 公一
■ Bernard Gertler
■ 平井 正三

スーパーヴァイザーリスト

<KIPP訓練委員>
■ 宮田 智基

<KIPP精神分析協会協力会員>
■ 上田 勝久
■ 北村 隆人
■ 北村 婦美
■ 杉原 保史

コースワーク講師リスト

<KIPP訓練委員> 
■ 長川 歩美
■ 川畑 直人
■ 鈴木 健一
■ 辻 啓之
■ 辻河 昌登
■ 宮田 智基
■ 山本 雅美
■ 横井 公一

<KIPP精神分析協会協力会員> 
■ 吾妻 壮
■ 今井 たよか
■ 今江 秀和
■ 鵜飼 奈津子
■ 岡野 憲一郎
■ 角田 豊
■ 河﨑 佳子
■ 岸 信之
■ 北村 隆人
■ 北村 婦美
■ 工藤 晋平
■ 杉原 保史
■ 富樫 公一
■ 西村 馨
■ 馬場 天信
■ 平井 正三
■ 森 茂起